銀行やアコムなどの消費者金融でお金を借りる時にかかる金利。詳しい計算方法まではわからないという人もいるかもしれません。
結局返さなくてはいけないお金だから、金利は低い方がいいに決まっていますよね。
借りる前にきちんと金利の仕組みを理解することがより有利な条件でお金を借りる近道です。
ここでは金利についてわかりやすく説明し、どれが一番有利な条件でお金を借りることができるかを比較していきます。
銀行や種類によって金利は異なるので、しっかり理解したうえでお金を借りることをおすすめします。
銀行などでよく見かけるお金を借りるときの「金利」ってなんのこと?
銀行などでお金を借りる時によく聞く、「金利」。聞いたことはあるけれど、意味や計算方法はちょっと…という人のために、わかりやすく金利について説明します。
銀行などでお金を借りる際、キャッシングやカードローンの情報の中には必ず「金利」という文字が書かれています。「金利」同様、他にもよく目にする「利率」、「利息」、「利子」の違いはわかりますか?
銀行などからお金を借りる時には、借りる期間や借りる人の信用度などによって異なるレンタル料のようなものがかかります。これを「利息」といいます。(※利息とは、銀行が貸付金利に応じて受け取るお金のことです)
銀行などはお金の借り入れの申し込みがあると審査を通してそれぞれの借り入れに対して「レンタル料=利息」をいくらにするか計算します。
この「利息」は、元金に対してどのくらいの割合の「レンタル料=利息」を銀行に払ってもらうかを計算しています。
この「元金に対する割合」というのが「金利」にあたります。
この「割合=金利」が高いほど、高い「レンタル料=利息」を銀行などに払ってお金を借りるということです。金利は割合なので「%」という単位で書かれています。
逆に銀行にお金を預けると、「利率」によって計算された「利息」を受け取れます。
銀行などでお金を借りるときにかかるレンタル料を「利息」、利息を計算するための元金に対する割合のことを「金利」や「利率」といいます。
大切なお金のことなので計算してみましょう。
例)銀行で10万円を金利10%で借りる場合、ひと月で発生する利息はいくらになるかを計算します。
銀行に払わなければならない利息は、
で計算されます。
まず、元金に金利をかけて「1年間借りるとした場合に銀行に払わなければならない利息」を計算します。
これを1年間の日数365で割ることで、「1日あたり払わなければならない利息」がわかります。
ひと月(30日とする)の間借りる場合を計算するなら、1日分の利息に30をかけます。
銀行から10万円を金利10%で借りる場合、ひと月あたり払わなければならない利息は、
このように計算すれば、自分が銀行などでお金を借りるときに元金プラスいくら返さなくてはいけないのかがわかります。それほど複雑な計算ではないですよね!
利息もいざ計算してみると結構大きな金額になったりするので、実際に銀行などでお金を借りるときには金利をしっかり確認し、事前にきちんと利息を計算して、無理なく返済ができる金額を借りるようにしましょう。
低利息でお金を借りるためのポイント
銀行やアコムなどの消費者金融でお金を借りるとき、できるだけ安い利息で借りることができたら嬉しいですよね。
では、できるだけ安い利息でお金を借りるにはどうしたらいいのでしょうか?
ポイントは2つあります。
借入期間をできるだけ少なくする
利息はお金の借入期間が長いほど高くなります。
例では借入期間をひと月=30日で計算しましたが、期間が2倍のふた月=60日になれば返さなくてはいけない利息も2倍になってしまいます。
なので、利息を安くしたければ1日でも早くお金を返すようにしましょう。
金利ができるだけ低いところで借りる
お金を借りるときの金利が返済しなくてはいけない利息に直接かかわってくるので、低金利のところで借りることで、支払う利息が安く済むようになります。
銀行やアコムなどの消費者金融でお金を借りる際、金利の数値を見てみると「4.0%~14.0%」と書いてあることが多いです。
これは、銀行やアコムなどの消費者金融の貸す側が「実際の金利は審査してからこの幅の中で決めますよ」という意味です。
特に最初にお金を借りるときには上限の数値が金利となることが非常に多いので、利息を安くしたければなるべく上限金利の低いところから借りることがポイントです。
参考までに金利をまとめた表です。
上限金利15%超
種類 | 業者名(商品名) | 金利 | 限度額 |
---|---|---|---|
銀行 | PayPay銀行カードローン | 1.59~18.0% | 1~1,000万円 |
消費者金融 | アコム | 3.0~18.0% | 1~800万円 |
アイフル | 3.0~18.0% | 800万円 | |
プロミス | 4.5~17.8% | 1~500万円 | |
SMBCモビット | 3.0~18.0% | 1~800万円 |
上限金利10~15%
種類 | 業者名(商品名) | 金利 | 限度額 |
---|---|---|---|
銀行 | 三井住友銀行カードローン | 4.0~14.5% | 10~800万円 |
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック | 1.8~14.6% | 10~500万円 | |
みずほ銀行カードローンコンフォートプラン | 3.5~14.0% | 10~1,000万円 | |
りそなクイックカードローン | 9.0~12.475% | 30~200万円 | |
楽天銀行スーパーローン | 1.9~14.5% | 10~800万円 | |
東京スター銀行スターカードローン | 1.8~14.6% | 10~1,000万円 | |
ソニー銀行のカードローン | 2.5~13.8% | 10~800万円 | |
イオン銀行カードローン BIG | 3.8~13.8% | 30~800万円 | |
静岡銀行カードローンセレカ | 4.0~14.5% | 10~500万円 |
金利以外の返済手数料にも注意すること!
実は銀行やアコムなどの消費者金融でお金を借りる時には、利息以外に気をつけなければならない「返済手数料」があることをお伝えします。
アコムでお金を返済することができるのは次の6つの方法があります。
無料
アコムのATM・・・24時間年中無休
口座からの振替・・・事前に口座振替の手続きが必要
インターネットバンキング振込・・・事前にインターネットバンキングの登録が必要
アコム店頭窓口・・・平日9時半から18時
有料
銀行で振込・・・金融機関によっては振込手数料がかかる
アコム提携ATM・・・1万円以下108円、1万円超216円
※アコムの取扱時間は例外もあるのでご注意ください
このようにアコムでは6つの返済方法があるので、できるだけ無料で自分に合ったお金の返し方をおすすめします。
また、お金を借りる時にはいくつもの金融機関で借りるのではなく、アコムならアコムで長くお付き合いを続けていくと、信用が得られ徐々に借入限度額が上がったり金利も下がったりするので一つの金融機関と長くお付き合いを続けるのがおすすめです。
【アコムでの借り方】さらに詳しく知りたい方はこちら
利息なしで即日借りられるって本当?!
短期間だけお金を借りる場合には、一定期間無利息の金利なしサービスです。
一定期間金利なしのサービスは、「定められた短い期間の中でお金を借りるなら金利なし=無利息で即日お金を借りることができるサービス」です。こちらは、消費者金融や銀行カードローンで借りられます。
通常であれば、お金を借りるときには元金とともに金利から計算された利息を返済しなければなりません。
しかし、無利息期間があるキャッシングやカードローンならその間は金利なし、つまり無利息で即日お金を借りることができるのです。
ただ、こちらのサービスは各銀行や消費者金融によって無利息になる期間や条件が異なります。
実際にお金を借りたいときにそれぞれの条件を比較して自分に合ったサービスを選ぶと良いでしょう。
無利息サービス一覧
種類 | 業者名(商品名) | 金利 | 無利息期間サービス 無利息期間 |
無利息期間の適用条件 |
---|---|---|---|---|
銀行 | PayPay銀行カードローン | 1.59~18.0% | 初回借入日から30日間 |
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愛媛銀行ひめぎんクイックカードローン | 4.4~14.6% | 契約日から30日間 |
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消費者金融 | プロミス | 4.5~17.8% | 初回借入日の翌日から30日間 |
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アコム | 3.0~18.0% | 契約日の翌日から30日間 |
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アイフル | 3.0~18.0% | 契約日の翌日から30日間 |
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ノーローン | 4.9~18.0% | 借入日の翌日から7日間 |
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※2つ以上条件があげられている場合はいずれも満たす必要があります。
目的に合った銀行ローンなら利息が低く安い!
より低い金利でお金を借りるなら、銀行の目的に合ったローンがおすすめです。
銀行では使用目的が決められていないローンの他に、借りるお金の使用目的が決まっていれば、目的に特化した銀行ローンで借りる方が返済期間や金利がかなり優遇されるものもあります。
ここではお金を借りる際によく利用されているいくつかの目的別の銀行ローンを紹介していきます。
マイカーローン
車を購入する際に使えるマイカーローンは、車の販売員に勧められるがままに何も比較せずにディーラーで組むと銀行のマイカーローンよりも金利が高い可能性があります。
なぜならディーラーローンは信販会社系のローンなので、基本的に銀行のマイカーローンよりも金利が高いからです。
車のことだけでなく、利息のこともしっかり考えて納得のいくところでお金を借りるようにしましょう。
カーローンの審査について ローンの選び方から徹底解説!
住宅ローン
住宅ローンは利用できる銀行も多いですし、銀行ごとにも金利や手数料、付保される保険内容によって異なる数種類の商品があったりします。
住宅ローンは長期でお金を借りる金融商品のため低金利となっていますが、借入金額が数百万以上と高額なため、金利差で支払額に大きな金額差が生じてきます。
住宅ローン利用する際にはじっくり考えてより金利が低く、自分の考えに合ったローンを選びましょう。
初心者でも理解できる!住宅ローンの選び方を丁寧に解説!
教育ローン
こちらも利用できる銀行が多く、審査に通れば入学金と授業料分を合わせて一括など、まとまったお金を借りることができます。
「日本政策金融公庫の教育一般貸付」という、国の教育ローンもありますが、銀行の方が審査が通りやすいといわれています。また、消費者金融などからも教育ローンを借りられますが、だいたい金利が高いことが多いので、あまりおすすめできません。
クレジットカードの金利手数料って?
みなさんは大きな買い物でクレジットカードを使うとき、分割で払うことがありますか?
分割払いは便利ではあるものの、実は金利手数料というものが別途かかってきます。
クレジットカードで6万円を3回で払う場合には、金利手数料分も負担しなくてはなりません。
何回払いができるかや金利手数料は、クレジットカード会社によって異なりますが、ほとんど似たような設定になっています。(例外もあります)
たいていのクレジットカードは2回までの分割であれば金利手数料はかからず、クレジットカード会社にお金を借りることにはならないので、できるだけ分割は2回までにすると良いでしょう。
便利ではありますが、クレジットカードの使いすぎには気をつけましょう。
監修者(ファイナンシャルプランナー)からのアドバイス
- カードローンには、大きく分けてプロミスのような「消費者金融系」と、ネット銀行等が運営している「銀行系」の二種類があります。消費者金融系の金利相場が18%程度(年間)であるのに対し、銀行系は15%程度です。顧客の取引実態が口座の状況から確認できる銀行系カードローンは、金利の見直しという観点でも有利に働く可能性があります。たった数%の違いであっても、年間で数万円程度の差が生まれてきます。少しでも有利な条件やキャンペーンを探して返済期間を短縮しましょう。