利用している消費者金融からこれ以上借りられない、融資限度額では必要な金額に足りない時などは、2社目・3社目と複数の消費者金融を利用することを検討されるでしょう。実際に2社目、3社目でも消費者金融からお金を借りることは可能です。ただし、2社目、3社目と複数の消費者金融と契約してカードローンを使用する場合には注意すべきポイントがあります。
もっとお金を借りたい!2社目、3社目でも消費者金融からお金を借りられるの?
利用している消費者金融からは融資限度額まで借りているけどもう少しお金が必要だ、そんな時は今利用している消費者金融以外に2社目のカードローンや、さらに3社目のカードローンと複数の消費者金融でのカードローン利用を検討されるでしょう。では2社目・3社目といくつかの消費者金融でカードローンを申込んで、審査を通過することはできるのでしょうか?これから詳しく解説いたします。
2社目・3社目と複数のカードローンを利用することは可能
まず初めに結論ですが、今利用している消費者金融以外に2社目のカードローンや、さらに3社目のカードローンといくつかの消費者金融でカードローンを申込んでも、審査を通過してお金を借りることは可能です。
1社目より2社目、2社目より3社目の方が審査は厳しい
複数の消費者金融でカードローンを申込むことは可能ですが、基本的に最初のカードローンの時に比べて審査は厳しくなります。1社目の時は審査を通った方でも、2社目がダメだったというのはよくある話です。また2社目よりも3社目の方がさらに審査が通りにくいのも確かなようです。
2社目、3社目、4社目と何社まで審査は大丈夫なの?
お金が必要な場合に2社目、3社目さらに4社目、5社目とカードローンをできるだけ多くの消費者金融に申込みたいと考える方もいらっしゃるでしょう。利用する消費者金融などの数に法的な制限はありませんので、4社以上の消費者金融のカードローン審査を受けることに問題はありませんし、4社目以上であっても審査を通過することは可能です。
ただし、3社目、4社目とカードローンをいくつかの消費者金融に申込む場合はいくつか注意点があります。次の章では3社目、4社目と複数の消費者金融のカードローンに申込む場合の注意点を見ていきましょう。
2社目・3社目と複数の消費者金融にカードローンを申し込む時の注意点
消費者金融などにカードローンを申し込む場合、1社目より2社目、2社目より3社目の方が(さらに4社目はもっと)審査は厳しくなります。ここでは2社目・3社目・4社目といくつかの消費者金融でカードローンを申込む場合の審査で注意する点をご説明します。
消費者金融から借りられる金額は個人の場合年収の3分の1まで
貸金業法という法律では「総量規制」というものが定められており、個人で消費者金融にお金を借りる場合、借りられる限度額は年収の3分の1までになります。
この総量規制により仮にあなたの年収が300万だった場合、300万の3分1なので100万まで借りられるということになります。また2社目・3社目といくつかの消費者金融のカードローンを利用する場合は、それらの消費者金融の借金を合計した金額になります。
ですので今利用している消費者金融以外に2社目のカードローンや、さらに3社目のカードローンを利用したい場合は、その前に自分の年収(おそらく1社目のカードローン審査の時に申告済みでしょう)と、今利用している消費者金融からいくら借りているかをチェックする必要があるのです。
銀行から借りる場合、又は個人事業主の場合は規制の対象外
総量規制についてご説明しましたが、銀行は規制の対象外なので年収の3分の1を超える額を借りることができます。また個人事業主の方は、消費者金融から借りる場合でも年収の3分の1を超える額を借りることができます。
収入を証明する書類の提出を求められる場合がある
これも法律で定められているのですが、2社目・3社目と複数の消費者金融でお金を借りる場合で合計金額が100万を超えると、収入の証明が義務付けられています(この義務は銀行から借りる場合には対象外です)。収入の証明には源泉徴収票や給与明細書などの提出があります。
借金の延滞がある場合や、同時期に多数の消費者金融に申し込むのは要注意
カードローンの審査では信用情報機関で借りる方の信用情報を確認します。ここで他の消費者金融などからの借入れ額や、返済の延滞の有無(事故情報)などをチェックするのです。現在利用しているカードローンで返済の遅延がある場合は、2社目・3社目のカードローン審査は厳しくなります。また信用情報では、申し込み状況も確認することができます。2社目・3社目の申し込みでは問題ないかもしれませんが、4社・5社とあきらかに多くのカードローンの申し込みを同時期に行うのは、不信感を与えますので避けた方が良いでしょう。
複数のカードローンを利用する場合のまとめ
ここまで、2社目・3社目・4社目といくつかの消費者金融のカードローンを利用したい場合について審査のポイントをご説明しました。最後にいくつかの消費者金融のカードローンに申込みする場合のポイントをまとめておきます。
消費者金融と銀行では借入れ限度額が違うので注意
個人で消費者金融にお金を借りる場合、借りられる上限額は年収の3分の1までです。2社目・3社目といくつかの消費者金融を利用する場合は合計額になります。また銀行の場合はこの上限規制がありません。
借入れ金が100万を超えると収証明する書類の提出を求められる
2社目以上の消費者金融でお金を借りる場合で合計金額が100万を超えると、収入の証明が義務付けられています(この義務は銀行から借りる場合には対象外)。
借金返済の延滞には注意
個人情報は必ずチェックされます。現在利用しているカードローンで返済の遅延がある場合は、2社目・3社目のカードローン審査は厳しくなります。
まずは銀行のカードローンに申し込む
銀行系のカードローンでも2社目・3社目の利用は可能です。審査は厳しいですが、金利や融資上限を考えるとまずは銀行のカードローンがおすすめです。
融資上限額の増額もご検討を
借りられるお金は増えますが、消費者金融のカードローンを複数すると返済の管理が面倒だったりします。また基本的には融資限度額が高いほど金利は低くなりますので、融資限度額が増額すれば金利が低くなる可能性があります。消費者金融のカードローンを複数つくる前に、現在利用されているカードローン会社に融資限度額の増額をご相談されるのもおすすめです。