「安定している正社員と比べ、派遣社員だとお金を借りるのに審査が厳しいのでは?」と、お思いの派遣社員の方も多いと思います。
結論を言うと、しっかり条件を満たせていれば、派遣社員でも即日お金を借りることは可能です。
とは言え、派遣社員は雇用形態が複雑なので、お金を借りるにあたり注意すべきポイントが多いのも事実です。
派遣社員がお金を借りる条件とは何?他にもお金を借りる際の注意点やなどについてもお伝えします。
派遣社員でもお金を借りることはできる?年収など必要な条件は?
そもそも「派遣」ってどういう立場?
正規雇用ではない働き方として、派遣とアルバイト・パートがあります。
アルバイト・パート
勤務先の企業に直接応募し、採用選考の末、直接雇用契約を結びます。
派遣
派遣会社と雇用契約を結び、就業先の企業に派遣され、派遣先から仕事内容の指示を受けます。
つまり派遣の場合は、雇用主は実際に働く企業ではなく、派遣会社です。給料も、派遣元の企業から支払われます。
派遣社員がお金を借りる条件とは?
お金を借りる審査で大切なのは「安定した収入があるかどうか」「収入に対して借りるお金の希望額が大きすぎないか」という点です。
派遣社員で年収や月収が少なくても、この点さえ満たしていれば「派遣社員だから」という理由で審査に落ちることはありません。
大手消費者金融(※)では、派遣社員がお金を借りるのに以下のような条件があります。
※プロミス、アコム、SMBCモビット、アイフル
- 20歳以上
- 安定した収入があること
金額がいくらであろうと毎月定期的に収入があれば、派遣社員でもお金を借りることができるのです
思わぬ落とし穴!審査に必要な「在籍確認」に注意!
派遣社員がお金を借りるときに心配なのが「在籍確認」。
お金を借りるには必要なステップですが、派遣社員の場合は特に注意が必要です。しっかり確認しましょう。
「在籍確認」とは?
「本人確認」とも呼ばれ、金融機関にクレジットカードの申込みやキャッシングの申込みがあった際に、申込者の勤務先へ在籍を確認することを言います。
勤務先に”派遣元”と”派遣先”のどちらを書いたらいい?
在籍確認は、通常「勤務先」に電話で確認しますので、申込み時に確認があります。
派遣社員の場合、勤務先の欄に”派遣元”と”派遣先”のどちらを書いたらいいのか、困ってしまいますよね。
その場合、勤務先は”派遣先”ではなく”派遣元の会社”を記載します。
“実際に働いている場所”ではなく“雇用契約を結んでいる会社”だという点に注意してください。
派遣元の会社が在籍確認の電話対応NGだったら?
しかし派遣会社によっては、個人情報保護の観点から派遣社員についての問い合わせに答えない場合もあります。
そうなってしまうと、在籍確認ができずお金を借りることができません。
そのためにも、派遣元とあわせて派遣先にも電話をしてもらうようにすると確実です。
会社に在籍確認をされたくない場合の対応方法
もし、会社に電話をかけられると困る時は、本人確認の時に担当者に相談してみてください。
電話での在籍確認が難しいと判断されれば、他の方法を検討してくれる場合があります。
例えば、アイフル、プロミス、アコムなどの大手消費者金融では、基本的には会社名の入った健康保険証や給与明細書、収入証明書の提出で、電話の省略ができます。
派遣の場合は、派遣元名が記載された給与明細書等を準備しておきましょう。
ただし、金融機関によって可否および対応方法が違いますので、確認が必要です。お金を借りる前に一度相談してみましょう。
原則電話での在籍確認なし/同意なしの連絡なし | 原則電話での在籍確認なし/必要な場合は連絡あり | 書類提出による代替確認が可能 |
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アイフル アコム メルペイスマートマネー もみじ銀行 八十二銀行 アムザ カレッジ(学生ローン) アミーゴ(学生ローン) イー・キャンパス(学生ローン) | プロミス レイク セブン銀行 みんなの銀行 滋賀銀行 佐賀銀行 | SMBCモビット |
在籍確認なしでお金を借りる|電話連絡なしのカードローンを徹底調査&職場にバレないコツをご紹介
借りる前に!審査に通るために有利なポイント
お金を借りる前に、審査を通過するために有利なポイントを以下にまとめますので、確認しておきましょう。
①社会保険証・組合保険証は国民健康保険証よりも有利
長期・フルタイムで働く派遣社員なら、勤務先や派遣元から社会保険証が発行されているはずです。
しかし、短い勤務時間や少ない勤務日数の方の場合、国民健康保険に加入している派遣社員の方もいます。
国民健康保険証だから審査に落ちるわけではないですが、社会保険証や組合保険証のほうが審査には有利になりやすいです。
それは、社会保険証は長期・フルタイムで働いているという証明になり、より安定した収入が見込めると判断されるからです。
②収入の高低
あまりにも収入額が低かったり、毎月の給料の高低差が大きかったりすると、審査に落ちる可能性はあります。
収入は少しでも高いほうが良いですし、収入の高低差を減らしコンスタントに稼ぐようにしましょう。
③勤続年数の長短
お金を借りる前の審査では、勤続年数も重要視されます。基準は1年です。
また、働き始めて3ヶ月以内という短期間の場合や、「短期契約派遣」だと審査に落ちる可能性が高くなります。
安定して勤務し、安定した収入が見込めるかは、審査において大切です。
④他金融機関での借入件数、借入額
「他で既にお金を借りている」「他での借入額が既に年収の1/3近くある」などの場合は、返済能力が低い可能性があると判断されてしまい、審査通過は非常に厳しいです。他でお金を借りていない状態で申し込むことが重要です。
審査でしてはいけない3つのこと
派遣社員がカードローンの申込み・契約を行う場合、いくつかの注意点があります。
先ほどは審査に有利になるポイントをご紹介しましたが、ここでは派遣社員が審査ではしてはいけないことについて触れておきます。
派遣社員がカードローンの審査において、絶対にしてはならないことは大きく3つあります。
金融機関での借り入れ希望の金額を高めに設定すること
借り入れ希望の金額は極力低めに設定することです。「お金をできるだけ多く借りられるほうが、いざという時に安心」と捉える人もいますが、金融機関では「貸したお金をきちんと返済できるのか」が審査での重要ポイントとなるため、高めに申告した場合審査に落ちる可能性大です。
2社以上の金融機関でカードローンの申込みを同時にしないこと
どの金融機関で申込みをしても審査が実施されることはわかっているので、「それなら1度に複数の金融機関にカードローンの申込みをしておけば、どこかでお金を借りられるだろう」と勘違いする人もいます。
金融機関へのカードローンの申込みに関する情報は、すべて信用情報機関にてチェックされます。これまでにカードローンを利用した経験がない人でも、信用情報機関では最大半年間は申込みに関する情報が登録されてしまうのです。
最悪の場合、申込みブラックだと判断されてしまい、受かる審査も落ちてしまいお金を借りることができないという最悪の結果になりかねませんので、申込みは複数同時にしないことがオススメです。
これまで他の金融機関にて借入金額がある場合、残高・借入件数に関する虚無の申告をしないこと
先ほども申し上げましたが、信用情報機関ではこれまでに借り入れした内容に関する情報、申込みに関する情報まですべて管理されています。
他の金融機関での借り入れ金額・借り入れ件数について、カードローンの新規での申込みで嘘偽の内容を申告しても、申込みした金融機関から信用情報機関に伝わります。その結果、どんなに取り繕ったところですぐにバレてしまうのです。
ウソの情報を伝えた時点で、「お互いの信用関係が成り立たない。」と判断され、審査をクリアするのはまず無理でしょう。
バイトは派遣登録で審査に通りやすくなるって本当?
「無職やバイトの人が派遣登録だけして実働はしていない」という「名ばかり派遣社員」はキャッシングの審査に通りやすい、という噂があるようですが、それは本当なのでしょうか?
「名ばかり派遣社員」は通用する?
無職ではお金を借りることはできませんので、「名ばかり派遣社員」として派遣登録だけするという人がいます。
なぜなら「派遣社員」となると、意外と高い信頼評価を得ることができるからです。
たしかに、派遣社員の契約期間内は、職を失うリスクもある程度低いと判断され、準正社員と同じ扱いになります。(準正社員とは、勤続年数2年未満の正社員のこと。)
ということは、名ばかりでも通用する?…残念ながらそれは難しいでしょう。
金融機関側も、ただ「派遣社員」と一言で言っても、その人がどの程度の収入があり返済能力がどのくらいであるのかは一概には測れません。
そのため最近では、派遣社員の中でもどの程度の収入を得ているのかを厳密に調べるようになりました。
金融機関によっては、派遣社員に収入証明を義務付けていることもあり、収入のない派遣社員は無職と同じ扱いになっているケースもあります。
無収入の派遣社員、どのくらいお金を借りることができる?
収入があれば、年収に換算してその1/3程度が融資可能金額となりお金を借りることができるようになりますが、無収入の場合は、審査が甘い中小消費者金融で10万円~30万円程度の金額帯になります。
収入の証明を求められるような金融機関からはお金を借りることができないため、お金を借りるのはあくまでも中小の消費者金融に限定されるということも併せて把握しておきましょう。
派遣登録後、どのくらいの期間でお金を借りることができるの?
派遣社員は正社員やパートとは違い、派遣先の企業で働く期間が短期間で終わる場合もあれば、数ヶ月間で終わる場合もあります。
そのため、「派遣で登録した後、どのくらいの期間でカードローンを利用できるのか」疑問と不安を感じる派遣社員も少なくありません。
派遣社員にはおもに3つのパターンがあります。
派遣会社に登録してから派遣先の企業で働き始めたが、給与はまだ支給されていない
この時点でカードローンの申込みをした場合、在籍確認は派遣先の企業に個人名で電話で連絡が来るだけです。とくに職場の人や派遣元の会社などに知られる可能性はありません。
まだ給与が支給されていなくても、これまでに社会人としての経験があれば審査をクリアできる可能性もあります。
ほとんどのカードローンで借入金額が50万円以下の場合、とくに給与明細の提出は不要となる可能性があるため、とくに心配いりません。
派遣社員としてすでに3ヶ月以上継続して勤務している
派遣社員として働く人でも、すでに派遣先の企業で3ヶ月以上継続して仕事している人なら、カードローンの審査をクリアできる可能性大です。
勤続する期間が長ければ長いほど、金融機関では「安定した収入の見込みがある」と判断します。
3ヶ月以上継続して仕事をする派遣社員は、複数の金融機関と金利やサービス内容をじっくり比較してみて、よりオトクに借入れができる金融機関を慎重に選択しましょう。
派遣会社に登録済み! でもまだ派遣先の会社が決まっていない
派遣会社に登録したものの派遣先の企業が決まっておらず、働き始めていない場合は、「申込みの時点で継続的に安定した収入の見込みが薄い」と判断され、審査をクリアできない可能性が高くなります。
それでも、どうしてもお金の借り入れが必要な場合は、キャッシングやカードローンの申込みをしても構いません。しかし、短期間で複数の金融機関に申し込んでしまうと、申込みブラックとみなされるリスクがあるので要注意です。
結局は自分自身の信用度を落としてしまう羽目になるので、派遣の仕事が決まるまでは申込みは控えたほうが賢明です。
審査をクリアできる見込みが薄い場合、派遣先が決まるまでの間、単発のアルバイトで収入を得る方法もあります。アルバイト関連の求人サイトに登録して、お祝い金をもらう方法もあります。お金を借りる前にこのような手段を講じるのも良いかもしれませんね。
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しかし、派遣社員で即日お金を借りることができる消費者金融はあるのでしょうか?
派遣社員でも大手消費者金融は即日融資可能!
プロミス、アコム、SMBCモビット※、アイフルなどの大手消費者金融は、即日でお金を借りることができます。
ただし、平日14時頃までに申し込み、手続きを完了させること!それを過ぎると翌日になってしまいます。
平日は仕事で手続きが難しい方には、プロミスがおすすめです。
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※SMBCモビット:申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
銀行系カードローンは即日融資ができない!
消費者金融と違い、銀行系カードローンの審査は厳しく、2018年1月から即日お金を借りることができなくなりました。
今すぐお金が必要な場合は、消費者金融を検討しましょう。
まとめ
派遣社員とは
雇用主は実際に働く企業ではなく、派遣会社。給料も、派遣元の企業から支払われる。
申込み時、勤務先は”派遣先”ではなく”派遣元の会社”を記載
“実際に働いている場所” ではなく “雇用契約を結んでいる会社”だという点に注意。
勤続年数はできるだけ長く!収入はコンスタントに!
勤務年数の基準は1年。収入の高低差を減らしコンスタントに稼ぐのが大事。
申込みは1社に絞り、借り入れ金額を低めに申告!
お金を借りる前に大切なことは審査に通ること。審査に通るために重要なポイントをおさえること。
「名ばかり派遣社員」は通用しない
「無職やバイトの人が派遣登録だけして実働はしていない」という「名ばかり派遣社員」は、収入を厳密に調べられるため通用しない。
無収入の場合に借りられるのは、審査が甘い中小消費者金融で10万円~30万円程度。
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